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光村3年とびらの詩「あおぞら」を

一字読解と漢字文化で

山形県(大江町立本郷西小学校)/小林正樹

勤務校の近隣小規模3校が集まって、集合学習を実施しています。その時の実践です。
一字読解と漢字文化の授業で、学力の基礎もつけながら、楽しく学習することができました。


教材文(光村 国語三下 とびら)・・・省略


1 暗唱に挑戦

 追い読み・一斉読み・一行交替読み・ペア読み・一人読みなどで、音読にバリエーションを持たせる。
 暗唱に挑戦させる。ペアで練習。一人で挑戦。ペアで挑戦。グループで挑戦。全員で挑戦。


2 「一字読解」で、基本的な内容の読み取り

発問1 何文の詩ですか。(答え:2文)
発問2 最も多く出てくる漢字は何ですか。(答え:「上」)
発問3 二番目に多く出てくる漢字は何ですか。(答え:「青」)
発問4 最初に見たものは、「空」。次、次、次と見るものが変わります。何を見たのですか。
         ヒント(空→○○○→◎→◎◎◎・・・・・○はひらがな、◎は漢字)
                                   (答え:空→わたし→牛→一本松)
発問5 「わたし→牛→一本松」は、だんだんどうなりますか。
         ヒント(だんだん◎○なる。・・・・・○はひらがな、◎は漢字) 
                                       (答え:だんだん遠くなる。)
発問6 「生きている」のは何ですか。(答え:「一本松」)
発問7 「青く青くすんで」いるのは何ですか。(答え:「空」)※「わたし」と答えた子がいました。「すむ」を「住む」と考えたのです。ちょっとした話し合いになり、面白かったです。
発問8 どんな天気ですか。(答え:晴れ)※似ている表現であればよしとしました。
発問9 まぶしいのは空ですか、太陽ですか。(答え:空)
発問10 最後に一文付け足します。どんな文を入れればいいですか。(答え:「空がまぶしい」)※書ければよしとしました。最後に先生の考えを述べました。納得顔だった、かな?


3 漢字文化の授業:漢字の成り立ち

形やとくちょうをまねて作られた文字「牛」「鳥」「馬」「象」の字の成り立ち  ※詩の中に出てくる「牛」の文字からスタートしました。
かくされている動物のある文字
   「半」・・・「牛」 ※またここでも「牛」からスタートです。
   「風」・・・「虫」
   「万」・・・「蠍(さそり)」
   「曜」・・・「鳥」              ※この時に使った提示用の画像へ
              『「漢字文化」をこう教える 第2学年』(明治図書)辻野裕美論文より 


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